【ST直伝】こどもちゃれんじコース選び!年少・年中(3〜5歳)言葉が遅い子向けの選択術

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ママさん

言葉の発達に「こどもちゃれんじ」が良いと聞いたけど本当?

パパさん

うちの子は言葉や発達の遅れがありそうだけど、実年齢コースで良いんだろうか…

パパさん

そもそも学年と違うコースって受講できる?

こどもちゃれんじの検討を進める中でこのような迷いや不安を抱えていませんか?

結論からお伝えすると、お子さんの今の発達に合わせて「あえて1学年前のコースを選ぶ」のは大正解です。

公式の手続きで実年齢と異なるコースを受講することは可能ですし、何より言葉や発達を促す上で最も大切なのは「できた!」「楽しい!」という成功体験の積み重ねだからです。

この記事を書いた人

はるみち

言語聴覚士/
公認心理師

  • 児童発達支援事業所に勤務
  • 臨床経験10年以上
  • 専門は小児言語発達/コミュニケーション支援
  • 親御さんのカウンセリングも行っています

この記事を読むことで、以下のことがわかります。

  • コースを最適化することで言葉や発達にプラスになる理由
  • 言葉がゆっくりな年少・年中さん向けの“こどもちゃれんじぴったりコース診断”
  • 具体的な申込みのポイント

私は現場で多くのお子さんの発達サポートを行う専門職であると同時に、実子にも幼児期から小学生になるまで「こどもちゃれんじ」を受講させてきた一人の親でもあります。

上記の経験や実感をもって失敗しないコース選びを中心にわかりやすく解説します。

ぜひ最後まで読んで、お子さんが笑顔で言葉を伸ばしていける「ピッタリのスタートライン」を一緒に見つけてみましょう。

目次

実年齢で選ぶと失敗する?あえて「前学年のコース」を選ぶべき3つの理由

ママさん

前学年のコースを選ばせるなんて…
かわいそう

パパさん

大は小を、難しいは簡単を兼ねる✨
簡単を選ぶ必要なし!

お子さんへの愛情や期待から上記のような考えを持たれる親御さんは少なくありません。

しかし発達や言葉の面でゆっくりなお子さん本人にとっては、実年齢にこだわったコース選びは逆効果になることがあります。

あえて「前学年のコース」を選ぶべき理由を専門的視点と公式ルールから解説します。

「できた!」の成功体験が言葉を育む

言語獲得や発達のプロセスにおいて最も大切な考え方の一つが「自己効力感」

言い換えてみると、「自分でできた・わかったよ」の積み重ねから生まれる自信・やる気とも言えます。

子供の発達段階に合わない教材は高い確率で

「できない」

「つまんない」

という感覚を子供に与えてしまいます。

結果教材を嫌い、最悪あの愛らしい小さな虎さんさえも嫌いになってしまう…なんてことも。

そうならないために今の理解度にあった教材を楽しむことで

「わかった!」

「伝わった!!」

このような喜びが生まれ、それが次の発語であったりコミュニケーションへの意欲へと繋がってゆきます。

親の「なんでできないの?」という焦りとストレスが激減する

私自身、我が子とこどもちゃれんじに長年向き合って強く感じたのは「親の精神的なゆとりが超重要」だということ。

こどもちゃれんじを開く時、ほぼ同じ時間を子供と親で共有することになります。

もちろん仕事・家事・育児の合間をぬって。

先述の「できない」「つまらない」は何も子供だけのものではなく、実はそばに居る親にも強いストレスを与えてしまうことがあります。

そしてそのストレスは親子感でも伝染して嫌〜なスパイラルを生んでしまいがち

親の自然な「できたね!」「すごいね!」は、子供の「もっと知りたい」「次のページをめくりたい」という意欲を少しずつでも着実に育ててくれていたと思います。

年度途中からでも「学年違いコース」の受講が可能

意外と知られていませんが、こどもちゃれんじは生年月日と異なる学年コースへ(前でも後でも)の受講が公式に認められています。

やり方はシンプルで、入会時(コース変更希望時)に事務局へ連絡するだけで希望コースを選択・受講が可能です。

【年少・年中児さん別】言葉が遅い子向けコース診断チャート

これまでいくつかお話ししてきましたが、では実際どのコースを選べば良いのでしょうか?

年少さん(3〜4歳児)と年中さん(4〜5歳児)それぞれに向けて、失敗しづらい判断基準をチャートで見てみましょう。

【年少さん(3〜4歳)向け】「ぷち」VS「ぽけっと」

年少さんで言葉の遅れが気になる場合は、1〜2歳向けの「ぷち」か、2〜3歳向けの「ぽけっと」が検討対象。

「ぷち(1〜2歳向け)」をお勧めする例
  • 話せる単語(日本語として意味の通じる語)がまだ多くない
  • 「ちょうだい」「かして」などのやり取りを育てたい
  • 指差しで自分の気持ちを伝えることがまだ少ない
  • 玩具を口に入れたり投げて遊ぶことがよくある
  • 絵本はお話しというよりも“めくること”や“仕掛け”が好き

3つ以上チェック✅が付いたら「ぷち」からのスタートがおすすめ。

まずは身近な単語を知りながら興味の幅を広げていきたいですね。

「伝える・伝わるって楽しい」というコミュニケーションや言語力の土台を育むのに最適なコースです。

「ぽけっと(2〜3歳向け)をお勧めする例
  • 単語は出るが、2語文(例:ブーブーきた)がまだ少ない
  • トイトレや着替えなど、生活習慣が気になってきている
  • 乗り物や動物など特定のジャンルに興味が向き始めている
  • 音が出るおもちゃへの関心が高い
  • DVD/動画の歌やダンスを真剣に見て真似することが好き

上記でチェック✅が3以上ついた場合、お勧めしたいコースは「ぽけっと」

特定のジャンルであってもおもちゃ・本・実物や色など、興味の幅がグンと広がっていく時期です。

【年中さん(4〜5歳)向け】「ぽけっと」VS「ほっぷ」

年中さんで言葉の遅れが気になる場合は、2〜3歳向けの「ぽけっと」か、年少児向けの「ほっぷ」が検討対象になります。

以下の✅チェック項目を参考に、3つ以上ついた場合は該当するコースを選択してみましょう。

「ぽけっと]をお勧めする例
  • ひらがなや数字への興味・関心がまだ薄い
  • 気持ちや要求を単語や指差しやジェスチャーで伝えることが多い
  • 遊びが短い時間で変わる
  • 大きい/小さい、長い/短いといった“抽象的な表現の理解”が苦手
  • ひとつの言葉を、いろいろな対象に向けて使っている
「ほっぷ(3〜4歳向け)をお勧めする例
  • 集団生活でのルールなど、身近な社会性について学ばせたい
  • 3つ以上の数の理解がまだ不安定
  • 感情的になりやすく、気持ちの切り替えが苦手
  • 言葉は出ているが、もう少し明瞭にお話してほしい
  • 3種類以上の色がわかる
はるみち

迷ったら「前学年のコース」を選ぶのが鉄則です。モノ足らなければ上のコースにあげればOK。難しく、楽しくないイメージができてしまうと後からの挽回が大変💦

コース調整で効果を最大化!
「おうち療育」の注意点と実践方法

実際にコースを選んだら、家庭でどのように関わると効果的でしょうか。

療育現場に携わるプロの視点から注意点と実践方法をお伝えします。

【注意点】「一人で遊んでくれる」を期待しすぎない

音声が出るエデュトイ(知育玩具)やDVDは非常に優秀ですが、子どもに渡して「一人で遊ばせるだけ」では得られる効果は限定的なことも。

言葉の発達には、「親とのやり取り(応答)」が不可欠です。

おもちゃから出た音やDVDのセリフに対して、親が隣で反応してあげることが言葉を「音」から「意味のある会話」へと変える鍵になります。

【実践方法】言葉を引き出す3つの関わり方

DVDシーンを隣で「実況中継&共鳴」する

子どもが好きなDVDのシーンを真剣に見ている時、親が隣で「あ!赤い車だね!」「しまじろう、仕上げ磨きできたね!」と、表情と声で共鳴(共感)してあげます。
これが最高のインプットになります。

エデュトイで「やり取り」を作る

おもちゃで遊ぶ際、すぐに子どもに渡さず「バス、ちょうだい」「どーぞ」といった簡単なやり取りの言葉を親がモデルとして見せる。可能なら子どもに真似(模倣)を促してみましょう。

絵本のお気にページを繰り返しまくる
届いた絵本を最初から最後まで順番に読む必要はありません。子どもが気に入った1ページだけを何度も開き、知っているものの名前を指差して「これなんだっけ?」とやり取りを楽しむのが一番の近道です。

まとめ:子供が一番笑顔になれる「ピッタリのスタートライン」を選ぼう

今回は、言葉や発達がゆっくりな年少・年中さん向けに「あえて下のコースを選ぶべき理由」と「失敗しないコースの選び方」を解説しました。

最後に大切なポイントをおさらいしてみましょう。

  • 実学年ではなく、お子さんの「できた!」に合わせるのが一番の近道
  • 事務局への連絡で、生年月日と違う「学年違いコース」の受講が可能
  • 迷ったら「前学年のコース」からスタートし、親子の笑顔と精神的ゆとりを優先

「コースの対象学年を戻すのは可哀想かな…」という気持ちはどうしても浮かんでくるかもしれません。

ただ、この年代の子どもたちは「好き」「得意」「興味ない」など、持っている力のパラメーターが極端なくらい凸凹だったりします。

そんな時だからこそ「わかった!」「できた!」と目を輝かせる体験が、言葉と心をぐんぐん育てる最高の栄養になります。

「うちの子にはどのコースが合うのかな?」とまだ少し迷っている方は、まずは無料の体験教材でお子さんの反応を確かめてみるのがおすすめです。

ぜひ、お子さんが一番笑顔で言葉を伸ばしていける「ピッタリのスタートライン」をしまじろうと一緒に見つけてあげてくださいね。

著者写真

はるみち(言語聴覚士/公認心理師)

【経歴】MRとして製薬会社で10年勤めたのち、30過ぎでST養成校へ。その後臨床で10年以上の経験を持つ。令和4年には公認心理師を取得。
【専門】小児の言語発達とコミュニケーション支援。

→ 詳しいプロフィールはこちら

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