【言葉が遅い?2歳〜3歳向け】子供の“注意力”を楽しく育むSTおすすめの絵本8選

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はるみち

言語聴覚士公認心理師
はるみちです

ママさん

言葉の発達に“絵本が良い”って聞いたけど言葉が増えません…

パパさん

そもそも絵本を見てくれない

「ことばの発達には個人差がある」という文言を目にされた事がある方も多いのではないでしょうか?とはいえ

2〜3歳頃になっても言葉が出なかったり、増えなかったりすると、どうしても焦ってしまいますよね。大切なお子さんのことなので、その気持ちはとても自然なものだと思います。

「ことば」ばかりが気になってしまいますが、むしろこういった時期に大切なのは人やモノに目と手・関心を向ける力共同注意や集中力の土台)”を育むことだったりします。

そのためのお役立ちツールとして、絵本はとっても頼りになる相棒

今回の記事では、言語聴覚士(ST)が厳選した、注意力を“楽しく”育む絵本8冊をご紹介します。

今回の記事からわかること
  • ことばの手前で、注意の力がなぜ大切か
  • 注意力を楽しく育む絵本

先に絵本のタイトルを知りたい方は、以下を参照ください(クリックで解説にジャンプできます

目次

ことばの前に大切な「子供の注意」とは、目と気持ちが同じところへ向く事

「子供の言葉が増えない」

「なかなかお話してくれない」

こんな時は単語の“数”や“発語”ばかりが気になってしまいますが、そこよりもっと手前で育ってほしい力があります。

それが“こどもの注意”。

ここでいう“注意”とは集中力や気をつける⚠️ことではありません。

大人と同じものを見たり、同じ出来事に気が付くこと。気持ちを同じところに向けられる状態を指します。(専門用語では共同注意と言われます)

  • 大人の指差した先を一緒に見る
  • ページをめくった瞬間「何が出る?」と一緒に待つ

こういった経験の一つ一つが言葉の土台を積み上げていくことになります。

言葉は、子供が気づいたことをママやパパにお知らせしたくなった時に後からついてくるもの。

そのため注意はことばの前段階として大切な力だと考えられています。

共同注意とことばの関係を詳しく知りたい方はこちら

言葉の前の「注意」を引き出しやすい“絵本”

子供は大人に言われたから何かをじっと見るわけではありません。

興味を持ったもの、楽しいと思ったものに自然と注意を向けます。

絵本はまさにその興味のスイッチを押してくれる強力な存在。

  • ページをめくる楽しみ
  • カラフルな絵
  • 擬音や繰り返しの言葉 など

これらは全て、子供の目と気持ちを同じ場所に留める仕掛けになっています。

注意が向いた先で大人と一緒に見たり、反応を楽しむ体験が注意の力≒ことばの土台を育てることに繋がるのです。

次の章では具体的に2歳〜3歳の子供が注目しやすい絵本を特徴と一緒に見ていきましょう。

絵本を見ることそのものがむずかしい子に、最初に手渡したい2冊

言葉がゆっくりなお子さんの中には、そもそも「絵本を見ること自体」が難しい子もいます。

  • すぐ目線がそれる
  • ページをめくる前に立ちあがっちゃう
  • 絵本に興味を示さない

この段階で必要なのは内容の理解でもなく、言葉でもなく、

「…ちょっと気になる」

「次、なに?」

という注意の芽🌱

そんな芽を育ててくれる絵本を推しの2冊からご紹介します

だるまさんシリーズ(作:かがくいひろし)

次、何が起きるの?」を待ちたくなる“動きのある”絵本

どんな子におすすめ?
  • 絵本に少しは眼をむけることができる子
  • じっと座るのは苦手な子
  • 動きがあると反応しやすい子
なぜ注意の力を育ててくれる?

「だるまさんが」はページをめくる前に一度止まり、次に起きることを待つ時間が自然に生まれる。

子供の注意は変化が起きる時に向きやすい。

この絵本では待つ→動くの繰り返しが楽しく体験できます。

読んでる時にどんなことが起こってる?

大人と同じものを見る。注意の共有が始まっています。

「楽しい」「ドキドキ」を誰かに伝えたい意欲が育つ。これが、後に自分から何かを発したい→発する芽となり育っていきます。

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『いろいろばぁシリーズ』(作・絵:新井 洋行)

色おばけが「ばぁ」と次々に飛び出してくる“だけ”。この“だけ”が最強

どんな子におすすめ?
  • 単語は出るけど文がまだ出にくい子
  • まだまだ注意を共有する力がよわい子
なぜ注意の力を育ててくれる?
  • 」はみんな大好き身近な題材
  • 擬音が多く、リズムがシンプル→
    (発声・発語が自然と出やすくなる)
  • 「ばぁ!」は多くの子供の視線を自然に集めるマジックワード
読んでる時にどんなことが起こってる?

読み手の声・擬音に反応して体や表情が変化👉注意反応の循環が起きています。

注意の力が上がってくると、言葉を捉える力の向上が期待できます。

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まだまだあります親子で楽しく注意の力を育む絵本

『くっついた』(作・絵:三浦太郎)

バラバラなものがページをめくると…くっついた!くっつく動作に子供の目も釘付け

注意の力を育むポイント
  • ページめくる→くっついた この繰り返しで反応のリズムが出来上がる
  • 色や形の変化に注意を向けやすくなる
  • 同時に親がリアクションをとることで、より注意の共有がしやすくなる
はるみち

「ママ(パパ)と◯ちゃんが…くっついた!」とリアルでアクションをするとすべらないはず

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『いないいないばぁ』(作・絵:松谷みよ子/瀬川康男)

みんなが大好き「いないいないばぁ」の決定版!期待と反応の黄金パターンが確立されます

注意の力を育むポイント
  • ページめくる→くっついた この繰り返しで反応のリズムが出来上がる
  • 色や形の変化に注意を向けやすくなる
  • 同時に親がリアクションをとることで、より注意の共有がしやすくなる

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『おつきさまこんばんは』(作・絵:林明子)

夜のやさしい世界で、静かに見つめる・一緒に見る力を育てくれる絵本

注意の力を育むポイント
  • 繰り返しの表現で集中を維持・見続ける
  • ストーリーに小さな変化があり、追うことで予測する力も養う

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ころころころ(作:元永定正)

ころころ球が「転がる動きだけで視線を最後まで惹きつけてくれる

注意の力を育むポイント
  • 言葉がほぼなく注意そのものを育てる構造
  • 注意の“持続”“追視”に特化した一冊
  • 視線や注意が安定しないお子さんに

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『きんぎょがにげた』(作・絵:五味太郎)

逃げたきんぎょはどこにいる?探すことから注意の力(選択)をグッと引き出してくれる

注意の力を育むポイント
  • 気になる対象を「選んで見る」は注意の力のベース
  • 金魚のキレイなが子供の注意をより惹きつけます

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『もこもこもこ』(作:谷川俊太郎 
絵:元永定正)

形の変化に合わせて音も変えてみよう
目だけでなく耳の注意も強く向けさせる一冊

注意の力を育むポイント
  • 位置の変化でなく、形の変化に注目
  • 一点の変化で注意の持続を促します
  • 読み方に変化をつけやすく、耳の注意

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よくある質問(FAQ)

はるみち

ここでは「絵本の読み聞かせでよくある質問」をまとめました。

最後まで読めなくでも大丈夫ですか?

大丈夫です🙆1ページでも一緒に見られたならok

毎日読まないとダメ?

毎日じゃなくても大丈夫。無理なく“同じ体験の繰り返し”を経験させてあげましょう

言葉が出ないままでも大丈夫なの?

まずは注意を育てることを目標に言葉は後からついてきます

この記事で紹介した絵本一覧

STはるみちオススメ度

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

『だるまさんが』

注意を“向けて” 待つ絵本

STはるみちオススメ度

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

『いろいろばぁ』

「色々〜待って…ばぁ!」

STはるみちオススメ度

⭐️⭐️⭐️

『くっついた』

くっつく瞬間を一緒に期待

STはるみちオススメ度

⭐️⭐️⭐️

『いないいないばぁ』

最強のお約束で注意の共有

STはるみちオススメ度

⭐️⭐️⭐️⭐️

おつきさまこんばんは

眠る前の優しい時間に

STはるみちオススメ度

⭐️⭐️⭐️

『ころころころ

注意で選んで
追っかけて

STはるみちオススメ度

⭐️⭐️⭐️⭐️

きんぎょがにげた

「どこ?」👉「(ここ!)」

STはるみちオススメ度

⭐️⭐️⭐️⭐️

『もこもこもこ

眠る前の優しい時間に

まとめ:2〜3歳言葉がゆっくりでも、今できていることがある

今回は「言葉が出る・広がる前に育つ力」についてお話しをしてきました。

それも子供の「注意の力」。そしてその力を効果的に伸ばしてくれるツールとしてオススメの絵本をご紹介しました。

  • 一緒にページをめくる
  • 変化に気づく
  • 次を待つ
  • 探して見つける

こんな経験の積み重ねが“注意の力”を伸ばし、後の言葉を支える土台となります。

今はまだ見えにくいけれど、ちゃんと育っている力がそこにあるはず。

焦らず、まずは今日気になった一冊をお子さんと一緒に開いてもらえる一助になれたら幸いです。

著者写真

はるみち(言語聴覚士/公認心理師)

【経歴】MRとして製薬会社に10年勤務し、30歳過ぎでST養成校へ。現在は臨床で言語聴覚士として10年以上の経験を持つ。令和4年に公認心理師を取得。
【専門】小児の言語発達とコミュニケーション支援。

→ 詳しいプロフィールはこちら

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